黒にんにくは美容や健康の面でさまざまなメリットがあるため、近年ではスーパーマーケットや通販でもよく見かけます。
しかし、「良いものには副作用があるのではないか?」とご不安に感じられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、黒にんにくに副作用はあるのかどうかを摂取量の目安とともに紹介します。
黒にんにくを食べて健康で若々しい体質を作りたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
美容や健康増進に効果が期待できることから、近年黒にんにくが高く注目されています。
しかし、黒にんにくに興味はあるものの「食べ方がよくわからない」「副作用が心配」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
下記記事では岡崎屋の黒にんにくについてご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
黒にんにくとは
黒にんにくとは、一般的ないわゆるにんにくを高温・保湿の環境で1か月間熟成させることによって作られる健康食品のことです。
じっくりと熟成させることによって、実の色は白から真っ黒になります。
そして、変わるのは見た目だけではありません。
時間をかけて熟成させることで、身体によい成分の量が通常のにんにくよりも大幅に増えます。
通常のにんにくよりも効率的に身体によい成分を摂取できるため、健康食品として注目を浴びているのです。
黒にんにくについては、「黒にんにくとは?白にんにくとの違いや特徴も紹介」の記事で詳しく説明しているので、併せてご覧ください。
黒にんにくに含まれる栄養素とは
黒にんにくは、通常のにんにくを熟成させて作られるため、基本的に含まれる栄養素の種類自体は通常のにんにくと変わりません。
しかし、一部の栄養素は通常のにんにくと比べると大幅に量が増えています。
以下に、主要な栄養素を白にんにくと比較した場合の量とともにまとめました。
黒にんにくに含まれる栄養素の種類と量
- S-アリルシステイン:16倍
- ポリフェノール:6倍
- アミノ酸:各種2~7倍
- アルギニン:3倍
特に着目したいのは、白にんにくの16倍もの量が含まれているとされている、S-アリルシステインです。
S-アリルシステインには身体の老化を予防する「抗酸化作用」という働きをするため、美容の面において大きな効果が期待できます。
また、S-アリルシステインはがん細胞に効果がある「ナチュラルキラー細胞の活性化」にも効果があるとされていて、健康面への効果も注目されています。
黒にんにくを食べ続けた人のなかには「がんが治った」という人もいるそうなので、がん予防・対策については一定の効果があるといえるでしょう。
黒にんにくのがんへの効果については「黒にんにくはがんに効く? どんな効果があるのかを紹介」の記事で詳しく説明しているので、気になった方はぜひ見てください。
また、上記で説明したもの以上に詳しく黒にんにくの栄養成分について、「黒にんにくに含まれる豊富な栄養成分をわかりやすく解説」の記事でまとめましたので、併せてご覧ください。
黒にんにくに副作用はある?
黒にんにくには、健康や美容の面で高い効果が期待できる栄養素が豊富に含まれています。
しかし、身体にとって良いことばかりではなく、悪いこと、つまり副作用があるのではないか? とご不安に感じられる方もいらっしゃることでしょう。
結論から申し上げますと、黒にんにくを食べることによる目立った副作用はありません。
にんにくには「アリシン」と呼ばれる、にんにく特有のニオイを発する成分が多く含まれています。
アリシンには、疲労を回復してくれるという作用がある一方で、腸内環境に悪い影響を与えるという副作用もあるのですが、黒にんにくにはアリシンがほとんど含まれていません。
なぜなら、にんにくを熟成させる過程で、アリシンはS-アリルシステインと呼ばれる栄養素に変化するためです。
※黒にんにくのにおいについて気になる方は、併せて「黒にんにくのにおいとは?栄養素やおすすめの食べ方も紹介」の記事もご覧ください。
S-アリルシステイン自体に副作用はなく、身体の老化を防ぐ作用があるため、安心して食べることができます。
ただし、人によって体質は千差万別なので、なかには黒にんにくに含まれる栄養素が合わないという体質の方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、「あくまでも目立った副作用はないが、体質によって個人差がある可能性はある」ということをご留意ください。
黒にんにくの摂取量の目安
黒にんにくの摂取量に明確な決まりはありませんが、1日に1~3粒ずつ食べていくことをおすすめします。
黒にんにくには目立った副作用がないため、通常のにんにくのように食べ過ぎるとお腹を壊してしまうということもありません。
ただ、黒にんにくを食べられているお客様の声のなかには、「お腹が緩くなった」といった声もありました。
また、同じものばかり極端に食べることは栄養バランスの面でみても良いとはいえないですし、万が一体質が合わない場合は副作用が起きる可能性もあります。
そのため、まずは少しずつ慣れていくという意味でも、黒にんにくは適切な量を食べましょう。
また、黒にんにくには豊富な栄養素が含まれていますが、大量に摂取したからといって「急に体調が良くなった」などのような劇的な効果が現れるというわけでもありません。
なぜなら、過剰に摂取した栄養素は身体の外に排出されてしまうためです。
食生活の一環に入れる際は、一度に大量に食べることは避け、1日1~3粒程度を毎日継続的に摂取することを心がけましょう。
黒にんにくの食べ方については、「黒にんにくのおすすめの食べ方や調理方法を紹介」の記事でも紹介しているので併せてご覧ください。
黒にんにくの効果が出るまでの期間をはじめ、黒にんにくを食べてはいけないケースや1日の摂取量の目安については「黒にんにくを食べすぎるとどうなる?注意点も紹介」の記事で詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
また、黒にんにくを食べるタイミングについてに知りたい方は「黒にんにくは夜食べるとよい? おすすめの食べるタイミング」の記事で詳しく説明しているのでこちらもぜひご覧ください。
黒にんにくには目立った副作用がない
今回は、黒にんにくに副作用はあるのか? といった疑問にお答えしました。
通常のにんにくには腹痛などの副作用がありますが、黒にんにくの場合はその副作用を引き起こす成分がほとんど含まれていません。
ただし、体質には個人差があるため、人によっては黒にんにくの成分が合わずに副作用が起きてしまうという可能性も否定はできません。
まずは1日1粒程度の少量から始めて、様子を見ながら継続していきましょう。