体によいとされる黒にんにく、気になるけどどのような味なのか気になる方も多いでしょう。
また黒にんにくが黒い理由を知っていますか?
存在自体は知っていても、なかなか詳しい実態まで知らないということは珍しくありません。
本記事では黒にんにくの味から黒い理由、黒にんにくができるまでの仕組みについて、黒にんにくのアレコレを徹底解説します。
またおすすめの黒にんにくの食べ方についてもご紹介するので、まだ食べたことがない方は必見です。
美容や健康増進に効果が期待できることから、近年黒にんにくが高く注目されています。
しかし、黒にんにくに興味はあるものの「食べ方がよくわからない」「副作用が心配」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
下記記事では岡崎屋の黒にんにくについてご紹介しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。
黒にんにくの味は?
黒にんにくはその名の通り、一般的な白にんにくを黒くした見た目が特徴的。
味わいとしては、白にんにくよりも甘酸っぱく、なおかつ糖度も高くなることからドライフルーツに例えられることが多いです。
白にんにくはにおいが強烈で、味もパンチが強いイメージがありますが、黒にんにくはそれに比べるとにおいもほとんど気にならず、味わいもまろやかになるため、食べやすいとされています。
食感も白にんにくより黒にんにくの方が圧倒的に柔らかく、そのままでも美味しくいただけます。
白にんにくの味が苦手…という方でも、クセの少ない黒にんにくであれば食べられる方も少なくありません。
黒にんにくのにおいについては「黒にんにくのにおいとは?栄養素やおすすめの食べ方も紹介」の記事で詳しく説明しているのでぜひご覧ください。
黒にんにくが黒い理由
にんにくは白いものが定番ですが、ではなぜ黒にんにくは黒く仕上がっているのでしょうか。
そこには「メイラード反応」と呼ばれる現象が深く関わっています。
聞きなれない言葉なのでさらに掘り下げて詳しく解説していきます。
メイラード反応とは
「メイラード反応」とは、褐変現象のひとつで、加熱したときに生じる食材の反応を指します。
簡単にいうと、一定の食材は加熱することで茶色に変化しますが、その反応のことをメイラード反応というのです。
仕組みとしては、食材に含まれている糖質とアミノ酸・たんぱく質が反応し、メラノイジンと呼ばれる褐色の物質が生成されるというもの。
例えば焼いた食パンももともとは白いですが、加熱により茶色く変化します。そのほかにも、生魚も加熱とともにこんがり焼けて色が変化しますよね。
このようなことをメイラード反応と呼び、黒にんにくが黒い理由もそれによるものです。
黒にんにくができる仕組み
黒にんにくは、白にんにくを長期間熟成発酵することによって出来上がる仕組みです。
なので売られている黒にんにくももともとそのような品種というわけではなく、もとは白にんにくだったということです。
白にんにくを高い温度で短くて1週間、長くて1ヶ月程度熟成発酵させ、メイラード反応により黒くなっていくことで黒にんにくが出来上がります。
熟成発酵の期間が短いほど茶色よりの仕上がりに、長いほど真っ黒になるといわれています。
にんにく特有の気になるにおいも、熟成発酵させることによりにおいの原因物質であるイオウ化合物が廃除され、においがほぼ気にならないのです。
にんにくは好きだけどにおいが気になるからあまり食べなかったという方でも、黒にんにくであれば白にんにくほどの食べづらさがないので、毎日でも食べられます。
黒にんにくの味を活かしたおすすめの食べ方
ここまでは黒にんにくとは、についてご紹介してきましたが、ここからは黒にんにくの味を活かすおすすめの食べ方について解説していきます!
黒にんにくならではの「においが強烈でない」「味わいが甘酸っぱくドライフルーツのよう」「柔らかい食感」を活かした食べ方をピックアップしたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
食べ方①そのまま食べる
黒にんにくのおすすめの食べ方は、黒にんにく本来の味が十分に楽しめる「そのまま食べる」です。
前述したように黒にんにくは白にんにくと違い、クセがないのが最大の魅力。
そのため何も加工せず、そのまま食べることもできます。みかんを剥くようにそのままいただきましょう。
ちょっと贅沢ですが、胃もたれもしにくいため一度は試してみたい食べ方です。
食べ方②醤油に漬けて調味料にする
黒にんにくのおすすめの食べ方は「醤油に漬けて調味料にする」ことです。
黒にんにくは旨味を凝縮しているため、醤油の味わい深さと相まって、コクが出ます。
調味料としてもワンランクアップでき、どんな料理にでも合うでしょう。
おすすめは刺身醬油として使うことで、味がぐっと締まり、お刺身の味を引き立たせてくれますよ。
食べ方③刻んで料理のトッピングにする
黒にんにくのおすすめの食べ方3つ目は「刻んで料理のトッピング」にすることです。
黒にんにくを細かく刻む、もしくは薄くスライス状にし、サラダをはじめとした料理のトッピングにすれば味が締まり、アクセントになります。
また細かく刻んだ黒にんにくは、料理の見た目をいつもとは違う雰囲気へと導いてくれ、おしゃれに仕上がりますよ。
黒にんにくを使ったおすすめの料理については「黒にんにくのおすすめの食べ方や調理方法を紹介 」の記事でも紹介しているのでぜひご覧ください。
食べ方④刻んでドレッシングやソースに加える
黒にんにくのおすすめの食べ方4つ目は「ドレッシングやソースに加える」ことです。
黒にんにくをみじん切り状に刻み、手持ちのドレッシングやディップソースに加え、まぜればもう完成。
甘酸っぱい黒にんにくがドレッシングとあいまって、いつもと違う味わいが実現できます。
粒々の黒にんにくが見た目も華やかに、そしてざくざくとした食感が楽しめますよ。
ドレッシングやソースが自宅にない場合は、オリーブオイルに酢や塩を足し、そこに刻んだ黒にんにくを加えるだけで簡単に即席ドレッシングができるので試してみてくださいね。
食べ方⑤食材と一緒に炒める
黒にんにくのおすすめの食べ方5つ目が「食材と一緒に炒める」です。
いつもの野菜炒めに黒にんにくを加えると、白にんにくほどではないものの、風味をプラスできます。
白にんにくほど強烈な味わいは他の食材のよさを殺すこともありますが、黒にんにく程度であれば他の食材の味わいを活かしつつ、黒にんにくの風味も楽しめるのが魅力的です。
食べ方⑥スムージーに加える
黒にんにくのおすすめの食べ方6つ目が「スムージーに加える」ことです。
スムージーににんにく?と思う方もいるかもしれませんが、黒にんにくはドライフルーツに例えられるほど口当たりがやさしいのが特徴的。
フルーツや野菜などと一緒に加えても口当たりは軽やかです。
ちょっとお疲れ気味なときや栄養補給をしたいときなどにおすすめ。
食べ方⑦皮を茶葉として活用する
にんにくのおすすめの食べ方7つ目は「皮を茶葉として活用する」ことです。
にんにくの皮は普通捨てるものだと思いがちですが、皮にはポリフェノールといったたくさんの栄養素が入っているので活かすとよいでしょう。
皮をお湯の中で蒸らすだけでお茶が完成。にんにく感をそれほど感じないので、初めての方でも安心して飲めますよ。
黒にんにくの1日の摂取量の目安
黒にんにくの1日の摂取量の目安は、おおよそ1片から2片、多くて3片程度です。
体に良いならたくさん食べた方が良いのでは…!と思う方もいるかもしれませんが、1度にたくさん食べたからといって効果がすぐに表れるわけではありません。
それよりも毎日継続して食べ続けることの方が大事なので、1片、2片を毎日食べましょう。
消化器官が弱い方だと黒にんにくの食べすぎは、胃もたれにつながったり、お腹をくだしたりする原因になります。食べすぎには注意してくださいね。
様々な黒にんにく料理で健康的な毎日を
今回は黒にんにくの味をはじめ、おすすめの食べ方についてご紹介してきました。
黒にんにくは白にんにくに比べると圧倒的にクセが少なく、食べやすいのが最大の魅力です。
だからこそいつもの料理にプラスしたり、アレンジがききやすかったりするのも嬉しいポイント。
普段食べなれていない方でも、ぜひこの機会に毎日黒にんにくを取り入れてみてくださいね。