にんにくから芽が出ても食べれるの?栄養素と保管方法のご紹介

にんにくのお役立ち情報

「にんにくの芽って何?」「食べても問題ないの?」このような疑問はありませんか?本記事では、「にんにくの芽」について解説しています。本記事を最後まで読むと、にんにくの芽の正体や栄養素について理解できるようになります。

にんにくから出た芽の正体

にんにくから出た芽は、「初芽葉」と呼ばれます。スーパーなどで販売されている「にんにくの芽」は、収穫前の茎の部分のことを指すため、初芽葉とは異なります。

食べても問題ない

にんにくから出た芽は、食べても問題ありません。人体に悪影響となる成分は含まれていませんが、香りや辛さが強いです。また焦げやすいため、火を使って調理するのはおすすめしません。

栄養が詰まっている

また、にんにくから出た芽には、栄養が豊富にあります。しかし、通常のにんにくと比べて鱗片の栄養素が少なくなっています。これは、芽を出すときに栄養素が使われるためです。その分の栄養は芽の方に流れているため、芽の部分も食べてしまうのがおすすめです。

通常のにんにくの栄養価については「にんにくの種類や栄養価について徹底解説」の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

一般的な「にんにくの芽」とは異なる

先述したとおり、スーパーなどで販売されている「にんにくの芽」は、にんにくの茎の部分です。そのため、「初芽葉」とは異なるのです。

にんにくから出た芽に含まれる栄養素

にんにくから出た芽「初芽葉」に含まれている栄養素について、主に4つ紹介します。栄養素は、以下の通りです。

にんにくから出た芽「初芽葉」の栄養素

  1. 鉄分
  2. 亜鉛
  3. カルシウム
  4. アリシン

それぞれの栄養素について詳しく解説します。

栄養素①鉄分

にんにくの芽に含まれている1つ目の栄養素は、「鉄分」です。「鉄分」は、酸素を全身に運ぶ役割を果たすもので、血液の中にあるヘモグロビンに多くあります。人体に欠かせないミネラルの一種です。「鉄分」が不足すると酸素が全身に行き届きづらくなります。すると、貧血や頭痛、めまいを引き起こしたり、集中力が低下したり、食欲がなくなったり食べるものが偏ったりする恐れが出てくるのです。そのため、このような症状がある人は、にんにくの芽を食べて「鉄分」を摂取するようにしましょう。にんにくの芽がついたにんにくは、ついていないにんにくと比べて、「鉄分」が約9倍も含まれているといわれています。そのため、通常のにんにくを丸ごと1つ食べることよりも、芽がついたにんにくを1片食べることの方が「鉄分」をより多く摂取できるのです。

栄養素②亜鉛

にんにくの芽に含まれている2つ目の栄養素は、「亜鉛」です。「亜鉛」は、酵素を作ったり、ホルモンの分泌をサポートする働きをする、ミネラルの一種です。主に、肝臓・筋肉・骨・歯・腎臓などに含まれています。また、タンパク質の合成や免疫反応のサポートの役割も果たしています。「亜鉛」が不足してしまうと、免疫の機能が低下したり、皮膚炎や味覚障害などを引き起こす恐れがあります。体内で作れない栄養素であるため、「亜鉛」が含まれているものは積極的に摂っていきましょう。とくに、汗をかきやすい人や高齢者は亜鉛不足になりやすいため気をつけてください。芽が出ているにんにくは、通常のにんにくと比較すると、約4.5倍の「亜鉛」が含まれています。そのため、にんにくの芽で「亜鉛」を摂取するのがおすすめです。

栄養素③カルシウム

にんにくの芽に含まれている3つ目の栄養素は、「カルシウム」です。「カルシウム」は、歯や骨などを作るミネラルの一種となっています。その他にも、血液を固めて出血を防止したり、心筋の収縮作用を高める役割も果たすため、人体には欠かせない栄養素です。
カルシウムが不足すると、骨粗しょう症になるリスクが高くなります。芽が出ているにんにくは、通常のにんにくと比較すると、約8倍の「カルシウム」が含まれています。そのため、積極的ににんにくの芽を食べて「カルシウム」を摂取するのがおすすめです。

栄養素④アリシン

にんにくの芽に含まれている4つ目の栄養素は、「アリシン」です。「アリシン」は、にんにくそのものにも含まれている、にんにく独特の臭いを発している成分です。「アリシン」には、ビタミンB1の吸収をサポートしてくれる効果があります。ビタミンB1は、代謝を上げる働きをするため、ダイエット効果があるのです。そのほかにも、「タンパク質の消化促進効果」「コレステロール値の上昇抑制効果」「血糖値上昇抑制効果」「血流促進効果」「疲労回復効果」「生活習慣病を予防する効果」などのダイエット効果もあります。また、「アリシン」は殺菌効果もあるため、食中毒や風邪などの病気も予防できるのです。芽が出ているにんにくは、芽の部分に「アリシン」が豊富に含まれています。そのため、にんにくを食べるときは、実と一緒に芽も食べることをおすすめします。

にんにくのダイエット効果については「にんにくで痩せる?にんにくの太る要素と痩せる成分について徹底解説」の記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

にんにくから芽が出にくい保管方法

にんにくから芽が出にくい保存方法としては、にんにくを一つ一つ剥がして分けて、紙の箱に入れて冷蔵庫で保管する方法があります。手順を詳しく解説していきます。

まずはにんにく本体の皮を剥がしましょう。剥がしたら、1片ずつ剥がしてばらします。

全てばらしたら、1片ずつさらに皮を剥いてください。皮を剥き終わったら、1片ずつ新聞紙等の紙で包みます。

そのまま箱の中に入れて冷蔵庫の中に入れて保管してください。また、最近では鮮度を保持するポリエチレン袋も販売されていますので箱ではなく、鮮度保持袋に入れて保存しても良いでしょう。にんにくは生きていますので保存中にも硫化系のガスを発生させます。一般のビニール袋ではこのガスでにんにくの腐食を進ませる場合がありますので密閉は禁物になります。

また、にんにくを冷凍して保存する方法も紹介します。保存期間は、3〜4週間が目安です。

冷蔵庫で保存する方法と同様に、1片ずつラップで包みます。包んだら、保存袋に入れます。このとき、保存袋の空気を抜きながら袋の口を閉じましょう。このまま冷凍庫に入れたら完了です。

にんにくを切ってから保存するときは、切ったにんにくを小分けにして、分けたにんにくをそれぞれラップで包んでいきます。このとき、平らになるように包みましょう。包んだら、保存袋に入れます。空気を抜きながら袋の口を閉じましょう。このまま冷凍庫に入れたら完了です。すりおろしたにんにくも同様のやり方で冷凍保存できます。小分けにすることで使う分だけ解凍できますので鮮度維持としても有効です。

にんにくから出た芽の取り除き方

にんにくから出た芽を取り除くときは、主に2つ方法があります。包丁を使うときは、まずは皮を剥いたにんにくのお尻部分を切り落とし、縦半分に切ります。すると、にんにくの芯が見えるので、その芯に包丁の顎の部分を刺してえぐるようにして取りましょう。

爪楊枝を使うときは、まずは皮を剥いたにんにくのお尻部分と頭部分を切り落とします。切り落とした頭部分に爪楊枝を差し込むと、お尻部分に芽が押し出されるので、そのまま抜き取りましょう。

にんにくの芽が出たら正しく調理して食べてみよう

本記事では、「にんにくの芽」について解説してきました。にんにくの芽は、「初芽葉」といい、栄養が豊富に詰まっています。ぜひ積極的に摂って、健康を目指していきましょう。またそのまま成長させて根も芽も発芽させた「発芽ニンニク」として食べる事もお勧めです。発芽にんにくは匂いがきつくありませんのでニンニク臭が気になる方にもおすすめです。

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